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【FXテクニカル分析】フィボナッチリトレースメントについて


今回は、いま私がメインで利用しているフィボナッチリトレースメントについて、書いてみます。

【フィボナッチリトレースメントとは】

FXトレードにおいて、フィボナッチリトレースメントはよく使われる分析ツールの一つです。

フィボナッチとは、13世紀のイタリアの数学者レオナルド・ピサーノ(フィボナッチの渡名)によって考案された数列のことを指します。

この数列の特徴は、一つ前の数と二つ前の数を足した値が次の数になるということです。

    0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34…

市場では、この比率が様々な場所で現れると考えられています。

フィボナッチリトレースメントは、

上昇トレンドや下落トレンドの反発・反落ポイントを予測するのに使われます。

【使用方法】

  1. チャート上で方向性のあるトレンド(上昇トレンドか下落トレンド)を認識する


  2. トレンドの始点と終点を指し示す
  3. 自動的に、フィボナッチ比率(23.6%、38.2%、50%、61.8%)の水準線が引かれる
  4. そのサポートライン/レジスタンスラインがサインとなり、売り買いのエントリーポイントを示唆する

【具体的な事例】

例えば、米ドル/円のチャートで120円が高値、118円が安値だった場合

120円から118円を引いた2円の23.6%に当たる118.53円あたりで、

上昇トレンドの反発が期待できます。

逆に、下落トレンドの際には、

118円から120円を引いた2円の61.8%に当たる119.24円あたりで反落が見込まれます。

〇メリット

・客観的な水準が自動設定される

・過去の値動きからサポート/レジスタンスラインを算出できる

・主要な売買ポイントを見逃さずにエントリーできる

〇デメリット

・単独の分析ツールとしては不十分

・時間軸の違いでフィボナッチ水準線が変わる

・トレンドの認識にもよる

このように、複数の分析ツールを組み合わせることで、
より確度の高いエントリーポイント、利確ポイント、損切りポイントを見計らうことができます。

ただし、フィボナッチリトレースメントは、
サポート・レジスタンスポイントを予想する上で役立つツールですが、
それ単独で全ての売買タイミングを捉えるのは難しく、
他の手法と組み合わせて総合的に判断する必要があります。

フィボナッチリトレースメントと併せて使うと効果的な分析ツールとしては、
以下のようなものがあげられます。

【組み合わせの分析ツール例】

・移動平均線

・RSIなどのオシレーター指標

・ボリンジャーバンド

・ピボットポイント

上記のうち、移動平均線をフィボナッチリトレースメントと組み合わせた
トレード手法を考えてみたいと思います

【実践的テクニック:フィボナッチ×移動平均線】

例として、売り買いのテクニックは以下のように考えます

<ロング>

1)チャート上で上昇トレンドを確認する

2)フィボナッチで23.6%ラインを引き、

 移動平均線が下からそのラインを上抜けた時点でロングエントリー

3)利確は61.8%ライン付近

4)損切りは23.6%ラインの下を割り込んだ段階

<ショート>

1)チャート上で下落トレンドを確認する

2)フィボナッチで61.8%ラインを引き、
移動平均線がそのラインを下抜けた時点でショートエントリー

3)利確は23.6%ライン付近

4)損切りは61.8%ラインを上抜いた段階

このように、エントリーや利確、損切ポイントをチャート上で、
決めやすくなるため、迷いや不安を抑えてトレードできると思います。

方向のわからないFXですが、スタート、ゴール、ストップの位置が
視覚的に判断できるため、

私のような

優柔不断で、直観トレードしがちな人、損切ができない人などの

自分で決めたルールを守れない人には、
最大の救世主ツールだと感じています。