みなさん、FXトレードで次のようなフラストレーションを味わったことはありませんか?
慎重に分析を重ねた上で取引に参入したにもかかわらず、
レートが逆方向に大きく動いてしまうこと。
私も度々このような経験をしてきました。
この現象の背後には、
「ランダム性」と「不確実性」
が潜んでいるのです。
まずランダム性について。
FX市場は需給の綱引きであり、大口の参加者による需給のアンバランスでレートは大きく動きます。
しかし、大口の動きは個人からはブラックボックスで、ある種のランダム性を帯びています。
ニュース発表時も同様です。
経済指標などが市場予想と大きくかけ離れれば、レートの変動は大きくなります。
ただし、市場予想自体が不確実で、思わぬ数字が飛び出すこともよくあるランダムイベントなのです。
さらに近年は、高速でランダムな注文を行うアルゴリズム取引の影響も無視できません。
アルゴリズムは短期的な値動きに反応して大量の注文を連発するため、
レートの変動が増幅される可能性が高まります。
また、FXトレーダーの大半が似たところでストップロスを設定していることから、
ストップロス一斉発動によるランダムな加速もあり得ます。
つまるところ、FX市場にはランダム性と不確実性が常に存在し、
トレーダーの想定を超えた動きになることがあるのです。
徹底したリスク管理が重要な理由がここにあります。
完璧な分析や取引なんてあり得ません。
常にリスクを認識し、
できる限り小さなリスクで取引できるようマネジメントすることが肝心です。
長期的に勝ち残るためには、ランダム性と不確実性を前提とした上で、
それでも利益を出せるような確固たる信念に基づいたトレード戦略を立てることが
何より大切だと思います。
私自身、
これまでのトレード経験を通じて、市場のランダム性を身にしみて実感してきました。
今後はさらに、リスク管理の徹底と合理的なトレード戦略の構築に力を注がないと生き残れないと何度も考えています。
一発逆転を狙うのではなく、地道にコツコツと利益を積み上げていく。
そういったアプローチで、長い目で見てプラスを維持できるトレーダーを目指したいと
負けた直後は強く思いますが、難しい限りです(´;ω;`)ウゥゥ